ごあいさつ

 日本の治安の良さは、世界一といわれるほどであります。これは、国民性によるものだけではなく、日本の警察行政が素晴らしく、それに応えて警察官一人一人が昼夜を分かたぬ献身的で真摯な態度によってもたらされているものと考えます。

 警察官友の会は昭和35年の第一次安保闘争のころ、激しい反対運動に伴う違法行為に対処した警察官の苦労が、一部に正当に評価されなかったことへの憤りから、民間の有識者有志により警察官の激励の趣旨から東京で設立し、神奈川県は昭和46年9月に新東京国際空港(成田空港)第二次代執行警備に派遣されていた本県警察官3名が殉職し、多数の負傷者を出す痛恨事により、急ぎ設立されました。

 それから50年以上が経過しましたが、この間、県警察が国際会議や大規模なスポーツイベントで大変なとき、不祥事が続いて苦しいときなど変わらぬ支援を続けて参りました。

 私ども警察官友の会は、身命を賭して治安維持に邁進する警察官の姿に殊のほか深い思い入れを持っています。神奈川の治安を守り、県民の安寧を保持していくことは容易なことではないと思います。これを寸毫も念頭から離さず、なお黙々と自らの使命に徹する警察官の姿に、私は県民の一人として拍手を送ります。

 こうした警察官を応援する我々の活動に、一人でも多くの方が共感し、賛同していただけることを願っております。

神奈川県警察官友の会